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鋳込急須で
常滑の窯業を支えた
髙資陶苑
















KITA OSAMU

髙資陶苑は、戦後間もなく轆轤挽きの窯元として先代(喜多 治)によって始まる。
昭和39年の東京オリンピック直後に常滑の職人らとともに初めて鋳込による急須に挑戦し製法を確立。
数多くの優れた急須を誕生させ、常滑焼急須を世に広めたメーカーである。
急須鋳込製法への挑戦は困難を極めた。当時常滑で盛んに採掘されていた鉄を多く含んだ朱泥や田土は、性質上鋳込製法には向いておらず土の配合を幾度となく試し重ねる中、ようやく常滑焼特有の風合いを残しつつ仕上げることに成功した。

鋳込製法

平成に入り急須の出荷数が次第に減少する中、新たな常滑焼急須を模索したのが二代目(喜多浩資)の挑戦であった。
これまでの急須は、彫りや飾りを施したものが多く種類も多様だったものを、現代の生活様式に合うようシンプルな急須に集約することに努めた。そうすることで土本来のクリアな質感を得られるようになり常滑焼急須の価値をより高めることに成功した。

高資陶苑が生んだ
陶製茶こし

急須にとって「茶こし」は重要で、昭和50年頃には深蒸し茶の細かい茶葉にも対応できる陶製茶こしの開発に着手。
細かな網目の陶製茶こし「細目(ささめ)」は髙資陶苑がはじまりであり、今では多くの職人や作家の急須に採用されている。

細め(ささめ)












細め(ささめ)

急須にとって「茶こし」は重要で、昭和50年頃には深蒸し茶の細かい茶葉にも対応できる陶製茶こしの開発に着手。
細かな網目の陶製茶こし「細目(ささめ)」は髙資陶苑がはじまりであり、今では多くの職人や作家の急須に採用されている。

髙資陶苑 と 磯部商店

昭和39年創業の磯部商店は、常滑焼急須を専門に取り扱う産地問屋として先代から数多くの職人や作家と交流をもつ。髙資陶苑もそのひとつで、長い付き合いの中で互いに信頼を高めながら常滑焼急須の発展と普及に尽力し続けている。

いまでは、常滑焼急須の質の良さは世界に広がり、多くのお茶愛好家に評価され親しまれている。常滑焼急須の魅力を産地で支えてきた髙資陶苑と磯部商店は、これまで築き上げた技術やノウハウを糧にして新しいニーズに応えられるものを世に送り出したいと願い、「TAKASUKE」の開発に挑戦する。

急須と器 いそべ
喜多さん

髙資陶苑と磯部商店

急須と器 いそべ

昭和39年創業の磯部商店は、常滑焼急須を専門に取り扱う産地問屋として先代から数多くの職人や作家と交流をもつ。髙資陶苑もそのひとつで、長い付き合いの中で互いに信頼を高めながら常滑焼急須の発展と普及に尽力し続けている。

いまでは、常滑焼急須の質の良さは世界に広がり、多くのお茶愛好家に評価され親しまれている。常滑焼急須の魅力を産地で支えてきた髙資陶苑と磯部商店は、これまで築き上げた技術やノウハウを糧にして新しいニーズに応えられるものを世に送り出したいと願い、「TAKASUKE」の開発に挑戦する。

喜多さん